FIRE? ドロップ・アウトじゃろ

お金がもったいないのでテレビはないが、どうやらテレビでも「FIRE」が特集され始めたらしい。

そもそも、FIREとは以下のようなもの

「FIRE(Financial Independence, Retire Early)」と呼ばれる生き方が、若者を中心に注目を集めており、話題に上り始めている。

 直訳すると「経済的自立と早期退職」。定年を待たず、なるべく早期にサラリーマン生活を終え、資産運用などを中心に生活していくライフプランだ。

 

早期リタイア「FIRE」とは? 引退後の「経済的自立」をめぐる若者と中高年の共通点 |FinTech Journal

要は「金を貯めてとっとと仕事を辞めよう」というもの

 

ただし、準備に20年以上はかかるか、宝くじがあたるとか、株やFX、仮想通がたまたまうまくいく、年収が1500万円以上といった、よほどの幸運がない限り、5年、10年で生活費25年分に近い金は貯めることができない。

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労働が苦しく苦しくて仕方のない人にとっては、一刻も早く労働をやめることは切実な問題だろう(現に自分も労働をし続けているので、早く逃れたい)

うつ病やその他疾患の人は休職して、早く治療してください。

 

生活費25年分は10人に9人は無理だと思うので、リタイア(ドロップアウト)の先達の何人かが言っているように、生活費を10年分をためて仕事を辞め、日雇いなどのバイトで適当に食いつないでいくことをめざす。それであれば、10人中6人〜9人は助かると思う。これをソフトランディングドロップアウト(Soft-Lanfing DropOut)ーSLDOと呼びたいと思う。

もちるん、デメリットはある、部屋を借りようにも安定した収入がないから、借りにくくなるし、クレジットカードの審査も落ちるー社会的信用は著しく低くなる。

「世間一般」から外れることから、近親者から反対される人もいるかもしれない。ただそれと天秤にかけて「労働が続く苦しさ」が重いのであれば、数年〜十数年がまんして、ドロップアウトしても良いと思う。できるだけ、「ハードランディング」しないように、逃げれば良いと思う。カツカツの収入で暮らすことには税金が減るというメリットもある。

 

これを見て、ドロップアウトしても、もちるん責任なんか負えない。自分も自分のことだけで精一杯なのだから。

 

10人中6〜9人に入れない人間(SLDOできない人間)でも、生活保護など、日本にいる限りはセーフティネットがあるので、餓死することはないと思う。

 

もっとも、どうしようか悩み続けて定年まで逃げ切る・耐え切ることができたなら、それで良いと思う。退職金も運がよければもらえるし、それがベストだ。

 

やりたいことをやるとか、好きなことで稼ぐといった贅沢は言わない。

 

臭くてジメジメして不愉快な沼地から抜け出せればそれでいいのだ。

もっとも、沼地を抜け出したところで、ふかふかの絨毯がひいてあるわけではないが。 

 

少しでも苦しみが減りますように。